金曜の早朝に自宅を出発し、一路富士山へ。
天候は快晴。
新東名からもバッチリ富士山が拝め、気持ちも順調に盛り上がってくる(笑)
そして、道中も順調に予定通りの9時過ぎにキャンプ地へ到着。
チェックインも事前チェックイン済なのでスムーズに完了。
次はサイト選び。ここは全面フリーサイトなのでナカナカナ悩ましい。
悩ましい一因なのが、ココは比較的フラットなサイトが少なく、場所によってはかなり傾いてる。
「いかにフラットな場所で富士山を拝むか」
これを頭にサイトを選ばないとキャンプ中は常に”傾き”によるストレスに悩まされそうだからだ(笑)
加えて、”FF駆動車両+トレーラー”の我が家は、サイトまでのアクセスも考慮していないと、
最悪スタックという状況にもなりかねないので、そのあたりの考慮も必要。
地面はいわゆる富士山の黒土+牧草なので地面が緩むとたちまちスタックの可能性がある。
なんせ翌日の土曜日は雨予報だったので・・・
そんなことを考えながら、しばし場内をウロウロしていたら良い場所があったので、ここで3日間お世話になることにした。
(下のフィールドマップの赤丸部分)
ココのフィールドは3段構成で、管理棟&売店が1段目、やや登りながら2段目、3段目となる。
”奥の三角”エリア以外は、どこからも富士山が拝める。
運よく我家は3段目の最も富士山側という好立地にサイトを構えることができた。
そして、シェルターの向きに少々嫁さんと揉めながらも(笑)設営が完了。
今回も”リビングシェルター+クリア窓”を張り、就寝時以外は、富士山を拝みながらシェルターで過ごす算段だ。
青い空と雪帽子の富士山。この上なく最高のロケーション!!。
構図的にずいぶんと地面が傾いているが、KIPが正しい水平。どこものエリアも微妙な勾配がついているのでサイト選びが難しい
そして設営もひと段落したので、薪の調達がてら売店へ行ってみることに。
ここで、このフィールドの説明を少し。
ココはあたかもキャンプ場然としているが実はキャンプ場ではないというのが興味深い。
webページの説明に以下の如く記載。
>「FUJI TOMATO FIELD」はキャンプ場ではありません。
>地域農業の活性化、地域の魅力発信のための「アグリ(農業)ツーリズム(旅行)」の一環で
>普段一般の方が入ることのできない敷地を解放しています。
>自然に敬意を払いながら、その地の豊かさを体験してください。
ナルホド。
我々は井出トマト農園さんの敷地をお借りし富士山麓の広大で迫力のある自然に敬意を払い、
それを身体全体で感じ非日常を体感・体験する。ということなんだろう。
これにはポリシー的なモノを感じ、ナカナカ感慨深いものがあった。
そして売店には、トマト農園らしく多くのトマトやトマト製品が販売されていた。
ココのトマトが「超絶美味」という書き込みも多く、これは必ず購入したいと思っていたのでトマト数種類とバーガーソースを購入。
それと、これまた多くの方の書き込みのある”おいしいピザ”を購入し、この日の昼食とした。
冷凍ピザだが売店の設備で焼くことも可能。我が家も焼いていただいたが、上手に焼けていてビックリ。
そしてサイトへ戻り、先ほど購入したトマト、ピザでの昼食。
まだ気温も高く、とにかく天候がバツグンに良いのでシェルターを開放しての食事とした。
目前には富士山だけ。最高です。
先ほど購入したトマト、ナルホド確かに美味い。今まで食べたことのない感動する美味さでホントに驚いた。
トマト独特の臭みなんて全く無いし、とにかく美味すぎて手が止まらなかった。
「いやぁ、トマトで美味いと思ったのは人生で初めてかも」なレベルだった(笑)
そしてココのもう一つの特徴は、ココで見る富士山の大きさ。
”ふもとっぱら”と富士山の間に位置し、ふもとっぱらより4~5キロ富士山に近いので、とにかく富士山がデカい。
加えて、裾野までしっかり目視できるので、なおさら迫力がある
昼食後は、ひたすらと富士山を眺め、そしてビールを飲んで(笑)、ノンビリと過ごしていると少々肌寒くなってきたので、
早々に焚火を始めることに。
今回から新アイテムの焚火リフレクター。コイツの快適効果は素晴らしく、ナゼ今まで購入しなかったのかと後悔するレベルだった(笑)
日が暮れると月が現れナカナカ良い雰囲気になってきた。
クリア窓越しの富士山。
うまく写せてないけど、、、富士山をちゃんと拝めてます(笑)
この日の夕食メニューは、購入したトマトを使って”トマト鍋とカプレーゼ”。せっかくなのでトマトづくし(笑)
その後、しばしシェルターで過ごした後に、事前にFFヒーターを灯し暖めていたKIPへ戻り就寝。
夜になっても、天候は荒れる事なく快適に過ごせた。
=翌朝=
傘雲模様の早朝の富士山。
予報では、この日は雨だったので、富士もしっかりと雨を予報してくれていた。
過去に数回、ふもとっぱらで傘雲富士を経験しているけど、ちゃんとその後に雨が降るので面白い。
気温はマイナス2℃
雨は降ると分かっていたけど、間もなくして雪が降りだしてきた。
この日は午前のうちから河口湖方面へ向かい、先ずお風呂へ入り、昼食に”ほうとう汁”を食し、夜の肴用に馬刺しを購入する。計画だ(笑)
10時オープンの風呂へ合わせ、朝食後の9時前にココを出発し一路河口湖方面へ向かう。
ルートの県道71号 富士宮鳴沢線の峠越えでは、季節外れの雪景色で路面は一部シャーベット状だったりして、
ノーマルタイヤの我が家はヒヤヒヤする場面もあったけど、無事に峠を越えてお風呂屋(富士山溶岩の湯 泉水)へ到着。
ふもとっぱら付近の風呂は今も昔も”風の湯”がポピュラーだけど、今も昔も激混みたいなので、
少し足を延ばして河口湖方面のお風呂をお勧めしたい。買い出しも困ることないですし。
そして、ドップリ湯船に浸かり、しっかり温まったあとは、お風呂屋からすぐ近くの”ほうとう不動”へ向かい昼食。
郷土料理屋さんとは思えない、なんともモダン!?な建物だ。
HPから拝借の写真
富士山にかかる雲。をイメージした建物が目を引く。
開店とほぼ同時に到着だったけど既に行列状態!。これにはビックリ。そんなに人気!?
しばし待った後に入店、注文、そしてお待ちかねのほうとうが到着。
ん??、なにか想像してたモノと違うぞ・・・・、、なんだか、汁なし麺みたい、、、ウーム・・・
下がHPの記載の写真。明らかにお出汁が少ない・・・
嫁さんのは出汁も見本!?通りで良かったけど、自分のコレにはちょっと残念だった。
まぁでも、富士山形の薬味入れが雰囲気あったり、店の雰囲気もまぁまぁだったからまぁいっかと気持ちをスイッチ(笑)。
肝心の味は、、、想像してた通りの味噌ベースの野菜出汁のアッサリで美味しくいただきました。
でも僕的には、同じ分野にカテゴライズされるであろう九州の”だご汁”の方が好きだなぁ。。。
その後は、馬刺しの調達と、地元スーパーで夕食用食材の買い出しへ向かう。
先ずは馬刺し。
Googleマップで見つけたこちらで購入。
お品書きは赤身、霜降りの2種類のみ。我が家は赤身:150g、霜降り:50gを購入。
注文を受けて、注文分を切り分けてくれた。
続いて山梨スーパーの雄”OGINO”さんへ。
食材やアルコール類の諸々を購入し、その後キャンプ地へ車を走らせる。
が、、、途中嫁さんが珍しく「ソフトクリームが食べたいね」と言い出したので、トマトフィールド近くの
道路わきに「ソフトクリームあります」と看板を掲げていた「えいちのむら ファーマーズキッチン」へ。
マッタリ濃厚系ではなくてジェラートっぽいけど味は濃いソフトクリーム。
これはこれで大アリで、美味しくいただきました。
そして15時過ぎにキャンプ地へ帰着。
雨もスッカリあがり、この日も早々に焚火を開始。今日も引き続き最高のロケーション(笑)
そして明るいうちからのビールで幸せタイムへ突入(笑)。
OGINOさんセレクトクラフトビール。これが美味かったなぁ。
下の2枚は陽が隠れる寸前の毛無山方面。
雲海が現れ、さらにそこに陽が差し込み、なんとも美しかった。
それからの黄昏時(いわゆるマジックアワー)は更に美しい富士山が現れてくれた。
過去に何度も富士山を眺めてきたが、このタイミングほど、感動したことはないくらいの、雰囲気タップリの富士山だった。
ちなみに、周りのキャンパーからも、歓声と拍手が起こっていたくらいだ(笑)
裾野の雲と霞がかったフィールド。それが月明りに照らされる。
月・富士・焚火。パーフェクト!
雰囲気タップリの黄昏富士山を満喫した後は夕食へ。
この日のメニューは肉尽くし(笑)
OGINOさんで購入した牛肉とラム肉を炭火でいただく(写真なし...)。
そしてメインの馬刺し。臭みは一切なく新鮮そのもの。甘めの醤油とニンニクで食せば、、、もちろん最高(笑)
この日の夜は久しぶりの夜間撮影なんかも少々。
月が明るすぎて星はあまり写らなかった・・・
毛無山方面
そしてしばしシェルターで過ごし就寝。
この夜も風なしで快適な夜を過ごす。
=翌朝=
最終日の朝。
KIPからの富士。
シェードを開けば富士山というロケーション。非現実的すぎる(笑)
天気は快晴とは言えないけど、悪くもなし。
この日の数日前に近くのキャンプ場でいわゆる”ダイアモンド富士”が拝めたらしく、
運がよければ、ダイアモンド富士”ちょいズレ”が拝めると期待して待つこと数十分。
薄雲がかかりながらも”ちょいズレダイアモンド”が拝めた。
フィールドに差し込む太陽も美しい。
実はクッキリと陽が差したのはこの瞬間だけというのも、なんとも運が良かった。
朝から富士山をタップリ満喫してからの朝食は初日に売店で購入したバーガーソースと買い足したトマトをたっぷりを使ってのハンバーガー。
それと淹れたてのコーヒー。
外飯+富士山効果もあるけど、何よりトマトが美味いのでバーガーが美味い。
脇役のハズのトマトが、主役級に美味いのは新発見というか、食材次第でこんなに違う感覚になるんだなぁ
というのも面白い発見だった。
朝食後のフィールド。
事前の予約のタイミングでは、この土日は満員御礼の100組の予約があったみたいだけど、天候の様子をみて
多くの方がキャンセルをされたのだろう。
数えてみると大凡30~40組の方しかおらず、フィールド全体もノンビリした雰囲気だったのも良かった。
その後、シェルターの完全乾燥をまって、ボチボチと撤収に取り掛かる。
ココはチェックアウトは15時というのもgood。
朝から忙しくいそいそ撤収作業をしなくて済むのはありがたい。
そして撤収と連結が完了。
周りの方も帰宅されスペースも空いたていたので、毎度の記念写真を少々(笑)
撮影後はチェックアウトのために管理棟へ向かう。
前日の雨で少々ぬかるみもあったりで、途中スタックにヒヤリとした場面もあったけど、管理棟まで無事にたどり着きチェックアウトも完了。
そして後ろ髪を惹かれる思いで、トマトフィールドを後にした。
出発時にちょうど昼食時だったので、ココからほど近い”ドライブインもちや”さんへ早速寄り道し昼食をとることに。
もちやさんのシグネチャーメニュー!?、もちや定食をいただく。
お雑煮の味が僕にはちょっと濃かったけど、カツオ出汁の効いたお雑煮は、
撤収で冷えた身体にも染みわたり、具沢山でとても美味かった。
そしていよいよ家路へ。
復路も往路と同じく新東名を利用。
渋滞に巻き込まれる事もなく無事我が家へ到着。
最高のキャンプが完了した。
今回のキャンプ、天気予報では週末の天候が芳しくなく「富士山は拝めて1日キリかなぁ」。と諦め気味に出発したのだけど、
結局のところ、三日間全ての日で拝むことができた。
それだけではなくて、それぞれの時間、気候で刻々と変化する雰囲気タップリの富士山を拝めたのは、つくづく
ラッキーだったなぁと思う次第。
故に富士トマトフィールドさんの提唱する「自然に敬意を払いながら、その地の豊かさを体験してください」を
十二分に体感することができたかなと。
これだから富士山キャンプは止められない(笑)
いやぁ、、最高だった!!
ではでは
-備忘-
・4000円/泊(大人2人+トレーラー。トレーラーの追加料金なし)
・要牽引免許サイズは管理棟前の1段目が無難。2,3段目は尻もち必至。
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