今まで履いてたタイヤは2006年32週産まれとかなりのご老体。
ちょっと前に某MLで話題となった”通年スタッドレス”or notですが、僕は通年スタッドレス派。
良し悪しの議論はあるけれど、間違った使い方をしなければ、たちまちバーストには至らないと言う考えの下、
自己責任の上のチョイスなので、僕のコメントを”通年スタッドレスでok”なんて理解はしないでほしい。
(自己責任とは言え、周りを巻き込む最悪の事態が起こりえる可能性もあり、自己責任では済まされない内容ですので)
その間違った使い方の最たる例が空気圧管理。
とりわけ、要牽引免許サイズのトレーラーへは当然ながら、VAN用ラジアル or LT(ライトトラック)用タイヤを履かせるけど、
それぞれのタイヤは空気圧によって、負荷能力が異なる。
JATMA(日本自動車タイヤ協会)の負荷能力、空気圧一覧によると、
550のタイヤ、”195/70R15 106/104 LT”の場合、
350KPaでは710kg/本
400KPaでは770kg/本
475KPaでは850kg/本
となる。
一方、VAN用 ”195R15-8PR LT”の場合は、
350KPaでは820kg/本
400KPaでは900kg/本
450KPaでは950kg/本
となっている。
即ち、使うタイヤの種類で、空気圧×負荷能力が違ってくるのだけど、その辺りが疎かになってる気がしてならない。
自分のタイヤが”8プライタイヤ”のつもりで、400KPaを突っ込んでても、ライトトラック用だと、770kg/本、即ち「1540kgしか保証しないよ」
となる。多分、この感覚な方が多いのではないかと僕は思う。「とりあえず4キロつっこんどけば大丈夫」みたいな。
要牽免サイズだと1540kgなんて軽量級で、大凡が1700~1800kgだと思うし、この時点で既にスペックオーバーとなってる。
加えて、スタッドレスはご存知の通りゴムが夏タイヤより柔らかく、変形も夏タイヤと比較すると大きくなるので、
(夏タイヤと比較すると)変形→異常発熱→バーストに至ってしまう。
同じ空気圧でも”バーストの可能性”という面では、夏タイヤが定性的に有利なことは間違いない。
しかし、スタッドレスでも自分のトレーラーの重さを知り、必要空気圧をキッチリ充填できていれば、
バーストに対するネガティブな要素は多少なりとも払拭できると思う。。
その際、当然ながらトレーラーのカタログ値を信じるのは危険。
但し、重ね重ねのコメントとなるが、スタッドレス=通年okと言い切ってるつもりではない。
JATMAのHPより勝手に抜粋(笑)。
僕が言うのもオコガマシイけど空気圧は大切です。
で、少々ウンチクっぽくなって申し訳なかったけど、そんなこんなで今回もスタッドレスに交換。
先ずはジャッキupし、タイヤを外す。
特に、Delta Axleの錆びがひどい(泣)
長年の放置の結果、見るも無残なサビサビ状態。
ついでにムーバーのローラーもチェックしてみると、ローラーも部分的に剥離してるし(泣)
そろそろ、ダイキャストなローラーなムーバーに交換か?
せっかくなので、サビを適当に落として、適当に洗って、気休めにもならないが、シャシブラックで塗装を実施(笑)
時間と工具があれば、ここでドラムのお釜を外してブレーキのメンテでもやりたい所ではあるけど、
今回は時間も工具も無いのでパス。タイヤ交換のみに特化する。
外したタイヤのトレッド面。
ムーバーで削られたのかデコボコとひどい。。。当然カチコチだし、、、
写真ではわからないけど、接地面の切り込み部は、トラック等の荷重が過度にかかる状況下で使用された際特有の
一方が盛り上る形状となっている。やっぱこのタイヤに対して、トレーラーって重たいだなと痛感。
一方、新品のタイヤ。
2012年14週産まれのフレッシュマン!
タイヤチャンジャーの持ち合わせは無いので、近所のタイヤ屋へ持ち込んで新旧タイヤの交換をしてもらう。
ついでに関係はないkと思うが、バランスまで取ってもらった。
で、自宅に戻り550へ組み付け。
うーむ、、新しいタイヤは見た目も気持ちイイ。
これで暫くは安泰だけど、
次回出動時の増し締めで本当の意味で交換終了です。
最後に、、、クドイようですが、出動毎の空気圧チェックをお忘れなく・・・
ではでは
11月6日追記。ヒビ割れチェックもお忘れなく(同じくJATMA HPより)
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